井上雄彦の哲学

この記事は約2分で読めます。

スラムダンク

以前、スラムダンクのことについて書いたことがあるけど、記念サイトに書き込みをした時に井上雄彦からお礼のメールが届いた。もちろん全員同じ内容のメールが届いてると思うけど、僕はそのメールを大切に取ってある。僕はどっちかというとこの作者を尊敬している。そろそろいいと思うし、メールの内容を載せると、こうだ。





オオタニ 様
漫画を描くということはひとつのコミュニケーションだと思っています。
とはいえ大勢の読者を頭に浮かべて描いているわけではありません。
だれか一人のひとを、僕に似た誰かを浮かべています。
その誰かに届くように
そのひとも僕も持っている部分に響くように
あの頃も、そしてこれからも、
そうやって漫画を創っていくのだろうと思います。
気がつけばあなたを含め、こんなにもたくさんの人々に、
僕は似ていたんだと知りました。
感謝でいっぱいです。
ありがとう。

井上雄彦

読んで、唸った。井上雄彦、やる男だ…。
小説に手を付け始めて10年くらい経ったと思う。書いてた時からずっと思ってたことは、文章にするなら、こういうことだと思った。「誰の為に書くのか」はとても大切なことだと思う。そしてそれは限定された誰かにでもなく、全ての人にでもなく、どこか自分に向けた行為なんだと思う。

思えばこの考え方は僕の全ての行動にあてはまる気がする。僕はいつも、自分にとても近い誰かに向かって、何かを投げかけている感じがする。この日記もそうだ。
そしてそれが、少しでも他人と共有できるなら、それは自身の喜びになるんだろうと思う。今日も少しクサい笑。

コメント