【へ】~へのへのもへじ

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実際のとこ、僕の実家の前は田んぼである(他人の土地だが)。

秋にはスズメが稲穂をつつくのを防ぐ為にかかしを立てたりしたわけである。

そのかかしの顔にはへのへのもへじが描かれていたわけである。

こんな顔のかかしが立ってるだけで雀が逃げると考える思考システムで、日本の主食を守っていけるのだろうか…少年ながら僕は心配した。


案の定、近代テクノロジーが農業にも普及し始め、かかしは姿を消した。
そして、へのへのもへじは安住の地を失ったわけである。


今、壁にへのへのもへじや相合傘の落書きをする人がいたら、みんな腰を抜かす(死語)だろう。

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