車上荒らし、度重なる駐禁、スピード違反、バッテリー切れ、ゴルフボール飛来によるドアバイザー損傷…愛すべきCITYはB級中古車であると同時に苦難のクルマでもありました。そんな不運のクルマにはお約束の災難として事故が発生します…
大学生だった僕は彼女を家まで送り届け、阪神高速を神戸線から環状線に合流し、帰路を爆走していました。気分も良かったのでスピードは200kmくらいでていました(ウソ)。
ところが、阿波座にさしかかった時、前のクルマが急停車!僕も急ブレーキ! 前のクルマの20cmくらい手前で停止できてホッとした瞬間、後ろから衝撃が~…そのまま前のクルマに追突。「うそや~ん」という僕の声が阪神高速に響き渡りました(ウソ)。
これってもしかして事故?俺って追突されてる?それってもしかして、サンドイッチ状態?え?ハムサンド?
初めての事故体験の時、冷静になれる人はまずいないと思います。僕もそんな常識ある小心者の一人。 そんな僕が事故って最初にとった行動は「カーステレオのボリュームを上げる」でした。そんなことしてる間にオカマをほった後ろのクルマは逃走。マジ?ボンネット「へ」の字に折れ曲がってるのに逃げる普通?これって…いわゆる当て逃げ?オレ…被害者?「うそや~ん」という僕の声が阪神高速に響き渡りました(ウソ)。
その後、阪神高速を自走で降りて警察署に。逃げたクルマのナンバーは覚えてませんでした。当時は携帯もないし、メモるものもなかったし、僕はカーステレオのボリューム上げてたし(ホント)。
レッカー車に引いてもらって家まで帰ったら、レッカー代3万円くらいとられました。 そして修理の見積もりしたら30万円くらいって言われました。即答で修理断りました。
そんなワケで僕のCITY号は以後、ひん曲がった事故車として、友達から「ポンコツ」の名を欲しいままにすることとなりました。
結局父のクルマのおさがりに乗り換えることになり廃車にしたCITY。
でもキミのことは好きだったよ。フォーエバーCITY(享年10歳くらい)
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