キングダム

久々の映画評ですが。

『キングダム』
★★★★☆（4/5）
サウジアラビアで起きた自爆テロ事件の捜査に
ジェイミー・フォックス扮するFBI捜査官が乗り出し、
テログループと対決する、という筋書きです。
鑑賞後に一番印象に残るのは、
後半の打ち合いシーンだと思います。
手持ちカメラで撮影した映像は臨場感満点、
迫力があって◎です。
社会派的な視点で描かれてるので、
中東の複雑な政治情勢がなんとなく理解できます。
無理に「アメリカ＝正義」の図式にはめてないとこも◎。
逆に言うと、
今ハリウッドでこの手のネタを映画にする場合、
これ位の客観性が無いと成り立たないんでしょうね。
「アメリカ＝正義」の単純構図に
自国民自身が疑念を抱いてる証拠のような気もしました。
結論としては満点に近い四つ星。
観て損は無い作品だと思います。