10年ほど前に東京で買った洗濯カゴ。
確か、旗の台駅の商店街の一角にある
リサイクルショップで1000円くらいだったと思う。
これが未だに活躍中。
長原の借り上げ寮
大岡山のアパート
東大前の寮
大阪の実家
平野区のマンション
5回の引っ越しを乗り越えてきたツワモノ。
ちょうどいいサイズなんですよね。
そして丈夫で軽い。
名品、逸品です。
一人暮らしなら洗濯は週1回。
週末はこの洗濯カゴがちょうど満タン。
衣類の詰まった洗濯カゴをぶら下げて
寮の共同洗濯場のある最上階まで階段を上る。
洗濯機は他の寮生が使用中で、
たいてい順番待ち。
屋上に張られたロープには
所狭しと干された寮生の洗濯物。
屋上の柵の脇に腰かけると、
他人の洗濯物の隙間から青空が覗く。
ハタハタと風にたなびく洗濯物をぼんやり眺め
のんびり煙草を吹かしながら過ごす休日の午前中。
そんな時代の一場面を、ふとを思い出しました。
長く使えば、
1000円の洗濯カゴにだって歴史が宿ります。
それなりの歴史が。
洗濯カゴ
この記事は約1分で読めます。
コメント