日本で「トゥウェルブ」といえばオーシャンズ・トゥウェルブではなく、マジェスティック・トゥウェルブ(Majestic12=MJ12)と相場が決まっている。
矢追純一という稀代のプレゼンテーターを得た時、僕たちはホッと胸をなでおろしたものだ。
「ああ、川口浩のあとは、彼が引き継いでくれる」
と。 彼の見えない功績はとても大きい。
その彼の一番の衝撃的発表がマジェスティック・トゥウェルブだ。
真実かどうかなど、どちらでも良いのである。そんな素敵なストリーを聴かせてくれたら、それだけで僕たちは「お腹いっぱい」状態で満足ちゃんだったのだ。
「怪しさ余って憎さ百倍」とでも言おうか、彼に対するパッシングも相当なものだった。しかし大丈夫だ。川口浩という偉大な先駆者の後には道があった。よかった。
矢追純一が追い求めていたのは新聞的な真実ではなく、少年的な夢なのである。少々カルシウムが足りなくても、美味しければ良いのである。彼を責めてはいけない。MJ12は彼が奏でる魔笛の響きなのだ。
あんまり彼をしいたげると、ハーメルンの笛吹き男のように夢見る心を連れ去られてしまう
コメント