小学生の芸術

この記事は約2分で読めます。

芸術

そうそうファッション関係の話題も続かない。
小学生の時の僕は天才だった。急な話で申し訳ないが笑
この写真は僕が小学校6年生の時に作った木彫りのボードである。ルアーフィッシングにのめり込んでいて、ブラックバスが彫りたかった。どの本のどの写真を参考にしてたとか、どこまで集中して作って、どこで飽きたとか、そういう細かいことまではっきり覚えている。
今日、改めて見て、自分ですごいなと思った。パソコンデスクの前に掛けてあるのだけど、部屋のインテリアとしてそんなに恥ずかしくないレベルですらある。
これ、小学生の作品じゃないでしょ…魚の躍動感とか、上る太陽の力強さとか、水面が赤く燃える朝焼けの表現とか…今もう一度作れと言われても無理だよこれ。
僕は小学生の時に2回、先生どころか保護者まで唸らせた作品を作ったことがある。
ひとつめは小学校4年生の時のちぎり絵。月夜の光の中でウサギがニンジンを食べてる絵。手でちぎっていたら、イメージがぐんぐん湧いて、その通りに紙がちぎれていった。参観日に、お母さん達が僕の作品を見て、皆驚いた顔をしていたと母親が誇らしげに言っていたのを覚えている。
そしてふたつめがこのブラックバスの彫刻。全員の作品にニスを塗って乾かしている時、先生同士で「これは普通じゃないね…」と話し合っていたのを覚えている。
その時、僕は何を考えて作っていたんだろう。神でも降りてきたのだろうか。
無心の芸術家は、今、無職で失業手当を心待ちにしている32歳である。アーメン。

コメント