相原コージの時代

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コージ苑

コージ苑



  • 作者: 相原コージ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1987/11
  • メディア: 単行本

東京の友達と梅田で会ってから、帰りにBOOK・OFF喜連瓜破店をブラブラ。
そこで「コージ苑 第一版(相原コージ編)」を見つけたので懐かしくなって買いました。150円。久しぶりに読むと、さすがに古さを感じさせたけど、ちょっと懐かしくもありました。たぶんビックコミックスピリッツで連載されてたんじゃなかったっけ。僕は高校生だったと思います。

僕の記憶が確かなら、この頃のビックコミックスピリッツの勢いはすごかったと思う。「気まぐれコンセプト(ホイチョイ・プロダクションズ)」、「感染るんです(吉田戦車)」、「YAWARA(浦沢直樹)」、「美味しんぼ(雁屋哲・花咲アキラ)」など…改めて名前を挙げてみると確かにスゴイ。


ただ、これらのマンガは当時の僕には少し大人な感じがして、シュールな内容やトレンディーな内容について理解できないことも多かった。「ホイチョイ」が企画プロダクションだなんて、全然理解してなかったと思います(今もこの集団の実態はよくわからないケド)。


しろくまみてた

相原コージはこの時期に「かってにシロクマ」というマンガもどっかで連載していて、その単行本をクラスで回し読みした記憶があります。
ウリボウがカワイかったのと(たぶんセリフのほとんどが「ウリウリ」とか「ウリ?」だった気がする)、死ぬ瞬間があってすごく悲しかったのを覚えてます。ヘタウマ的な画風の中に、どこかピュアな息吹が感じられて、高校生にも入り込める世界観でした。キャラクターがカワイイということで女子も読んでたし。


それが「コージ苑」と同じ作者の作品だと知った時、かなりショックでした。この動物モノを描く人と、あのシュールな4コママンガを描く人が同じだなんて… 「多才」という言葉の意味を経験的に知った瞬間でもありました。

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